マラソンのギャンブル化について思うこと
陸上界のトレンド
最近、マラソンについてのこんな記事を読んだ。
・マラソン界の危機を救う“ギャンブル化”は暴論か?「スポーツを堕落させる」の声も、大迫傑への“報奨金2億円”が示す可能性 - マラソン - Number Web - ナンバー
"「大会の一極化」"についての問題提起から記事ははじまる。
参加ランナーを増やすためインフラに投資したとしても、回収できる将来的な具体策がなければ、むしろ負債が膨らんでしまう。加えてマラソンは球技や格闘技などと違い、競技の主な舞台が公道なため観戦費を徴収することも難しい。 なるほど、マラソンの応援は無料で見られるのが基本ですもんね。
東京オリ・パラに莫大な税金を注ぎ込んだ反動から、特定競技の負債補填として公金を大量に使うのはむずかしく、長引くコロナ禍によりスポンサーも集まりにくい。
東京マラソンのような国際大会でレース1位の選手や、1位から3位の3人を予測し、ベットする。収入は東京マラソンの組織だけでなく、各地のマラソン大会主催組織にも一部分配され、レース開催のために使われる。もちろん上位入賞したランナーたちにも高額の賞金が支払われる。 法律や不正防止のための制度の整備が必要になるが、システムが整うのに従い、国内外のさまざまな競技、選手に賭けの対象を増やしていけば事業規模も広がってゆく。収益は可能な限り透明化し、毎年会計士による監査も行う。もしギャンブルと呼びたくなければ、金銭配当付きのクラウドファンディングと呼称を変えてもいい。 ギャンブルというと忌避感ある人は多いかもしれないけれど、確かにクラファン扱いにすれば日本人でも抵抗なくお金を出す人が増えるかも?
思い出してほしい。今年2月に現役復帰を表明した大迫選手が、2018年シカゴマラソンで当時の日本新記録を出し、報奨金1億円を手にしたときを。その2年後、2020年東京マラソンで日本記録を更新し、再度1億円を贈られたときのことを。 報酬金がそんなにあるなら、ランナーのモチベーションにもなるだろうなと。
「プライスレス」などという言葉で誤魔化しながら、将来使うかどうかもわからない箱モノを建て、何をしているかもわからない役員に多額の報酬を支払うより、税金に頼らず独自に原資を蓄え、選手の打ち立てた素晴らしい記録と、与えてくれた感動を正確に数値化し、褒賞を贈る。マラソンに限らず、そのほうが遥かに競技の発展につながるのではないか。
やり始めたときは、色んな摩擦があるかもだけど、案外はじめてさえすれば、うまくいくんじゃないかなと。
停滞感ある陸上界も、少しずつ変わればいいなと。
今日はそんな感じで。
かわなみ
・ライブ配信が変えるスポーツビジネスの未来@朝日新聞ポッドキャスト - 川並大樹のLIFELOG
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