MDはなぜ生き残れなかったのか?
生産終了するMini Disc
平成初期を音楽メディアMD。
最近こんな記事を読んだので備忘録がてら
・カセットテープは生き残ったのに、なぜ「MD」は消えてしまったのか?
2001年には世界市場全体で対応機器が5600万台、メディアが10億枚を突破。登場からわずか10年足らずで記憶メディアの定番になりました
個人的には想像以上に普及していたんだなと。
しかし、2000年代に入るとそのMDの時代を終わらせる機器が登場しました。iPodをはじめとするデジタルオーディオプレーヤーです。
まあそうですよね。
しかし、MDは録音する際に音源を圧縮するので、音質はCDの方が上。また「CD→MD」に比べて「MD→MD」は手軽にダビングができません。あくまで「次世代のカセット」として開発されたMDは、CDの代わりになれませんでした。
ダビングはほんとに不便だった。
そして3つ目は、世界で流通しなかったこと。MDのマーケットはほぼ日本のみで、海外ではヨーロッパの一部で使われていた程度でした。カセットのように世界的に流通していれば、海外のインフルエンサーが「今こそMDがエモい!」とリバイバルに火をつける、なんて未来もあったのかもしれません。 アメリカで当たってないのは知らなかったけど、まあそりゃ厳しい戦いだったのかなと。
あと、MDの生みの親は日本のソニーだったのも初耳。
著作権うんぬんで、インターネット販売・配信に移行できなかった日本の音楽業界、 アップルになれた可能性は十分にあったのに、もったいないの一言。
Z世代の人はたぶんMDの存在をしらんよね・・・
と思うとなんか不思議な感じ。
今日はそんな感じで。
かわなみ
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