『パリ・テキサス 4Kレストア版』の映画を見た感想
Paris, Texasの修復版
前からずっと見たかったヴィム・ヴェンダーズ監督の代表作『パリ・テキサス』。4K修復版が「12月のシネマリレー」で、上映されていたので、新風館のアップリンク京都へ見に行ってきた。
以下、箇条書きでのざっくり感想を。
- トラビスが冒頭なにも喋らないのはミステリー感あってよい。
- マジックミラーのアイデアはどの辺で思い付いたか気になる。(もともとこれあり気だったのかそうじゃないのか) いまでもああいう場所はあるんだろうか?
- ヒューストンにいってみたくなった。
- ママの赤い車を見つけるのはさすがに話がウマすぎるけど、そこはあくまで映画ということで。
- 道を挟んで、トラビスと息子が後ろ向きに歩くシーンが好き。
- Super8のファミリームービーをみんなで見るのも◎
- 「Im Between」を「人並みに」と翻訳してたのウマいなと思った
「パパが二人なんて…」 「ツイてるね」
- 昼と夜の使い分けがうまい。
- 砂漠のイメージあったけど以外とそういうシーンは冒頭だけ。たぶん『バグダッド・カフェ』と混ざってる。
- 「つまらない」と思う人の気持ちもわからなくもない。
- ラストの哀愁がたまらん…。
- ライ・クーダーのスライドギター、ドラマチックになりすぎないのが良い。
- 映像は普通に綺麗でアラは全然ないように思えた。(修復への支援は、あのCHANEL)
- 息子のハンター君役は、本名もHunter
- 4Kリストア版なおかげか、40年間前の映画なのに画質も音質も普通に良かった
- 『Perfect Days』人気の影響もあってか(祝日だったのもあるかも)劇場内は満員だった。
1984年のカンヌでパルム・ドール賞を穫っただけに、さすがに台詞回しも世界観も良かった。
ミニシアターでウケたのもなるほどなぁ。
今日はそんな感じで。
かわなみ