スポーツの世界で体罰がなくならない理由
最近、体罰に関するこんな記事を読んだ。
・なぜ監督は選手に「暴力」をふるうのか?やめられない、止まらない10の理由| 立教大学 経営学部 中原淳研究室
元バレーボール全日本代表選手の益子直美さんが考える、
「なぜスポーツの現場から「暴力」がなくならないのか?」という話。
10つ理由が挙げられていて、個人的に印象に残った部分をいくつか引用。
- 成功者の罠
2.負の世代継承の罠
7.成果プレッシャーの罠
8.ブラックボックスの罠
9.今さらかっこわるいの罠
どれもなるほどなぁ、と思うことばかり。
先ほど、ひとは自分が若い頃に受けてきた教育・指導を、再生産してしまう、といいましたが、その背景には「そもそも、それ以外の指導法を知らない」ということもあります。
要するに、暴力や怒号に頼った指導「以外」の方法を、知らないのです。
自分の指導の仕方を本当は変えなくてはならない、と気づいている人もいます。しかし、できないのです。
なぜなら「かっこわるい」からです。これまで暴力や怒号をさんざん多用していて、突然、選手の強みをホメ出すことは、過去の自分を否定することです。
体罰でしか自分の権威を主張できないのはやっぱり時代錯誤でしかないけれど、
こういう背景があるならまあ簡単に「方向転換」できるもんじゃないんだろうなぁと納得してしまった。
僕の学生時代の話でいくと、
「体育でちょっとあったかも、野球部で話はちょこちょこ聞いたことはあるかな」
ぐらいの感じ。
昭和時代のおっさんと飲むと、"竹刀でしばかれた話"をしょっちゅう聞くので、当時は当たり前だったはず。
ただ、現代はSNSでの拡散もあるので、
今はなんだかんだ「生徒側が強い時代」なのかも?
この辺のパワーバランスって実際どうなっているのか、ちょっと気になったりもしたり。
特にオチもないけど今日はそんな感じで。
かわなみ
Link
Instagram | Bluesky | 川並大樹のLIFELOG